絵で見るふるさと東浦

ふるさと東浦

 知多半島の北東部に位置する東浦町は、西側が丘陵地で小高く、東側は衣浦湾に面しており低地となっています。古代より人々は海岸部を中心に生活を営んでいたようで、多くの貝塚がここから発見されています。

 明治39年に森岡・緒川・石浜・生路・藤江の5つの村が合併して東浦村が誕生し、昭和になって東浦町となりました。その後、緒川から緒川新田が分かれて新たな区となり、現在は図にあるような6つの区に分かれています。

 いずれにしても、これらの6つの地区に残されている歴史遺産や文化遺産を訪ねてみると、それぞれ特色のある発展をしてきたことが分かります。

 

 

         東浦の行政区
         東浦の行政区

絵で残す東浦の風景

野村酒造
野村酒造

 ここで紹介する水彩画は、東浦ふるさとガイド協会で編集した風景画集「東浦百景」から抜粋したものです。もともとこの風景画は、私たちがガイドの活動をしていく中で、町内の名所旧跡や歴史的に価値のある建造物を分かりやすく説明するために作製したものでした。ところが、絵に描いてから1ヶ月もたたないうちに取り壊されてしまった建造物があり、改めて絵に残しておくことの大切さを感じました。そこで、できるだけ多くの風景を絵に残すように努めました。今、私たちの目の前に見えるふるさとの風景を何らかの方法で残しておくことは、今を生きている我々の務めなのかもしれません。なお、水彩画は上記の図に示された6つの区ごとに紹介します。スライドショーやフルスクリーンで見ることもできますので是非ご鑑賞ください。また、水彩画の作者は新美昇さんで、私たち東浦ふるさとガイド協会の仲間として活躍されています。