2019年度 第6回「ふるさと再発見」緒川中・北開催

令和元年12月7日(土)緒川船入江跡を見てみよう

参加者とコミュニケーションをしっかりとりながらの散策でした

 令和元年の締めくくりの「ふるさと再発見」は緒川中・北地区です。この地区は多くの史跡があります。しかも比較的集中しているので史跡巡りには思いの他、時間がかからず巡ることができます。

 今回のコースは約2kmを約2時間かけて、ゆっくりとしかもガイドも丁寧に説明をすることができました。

 参加者は緒川地区にしてはやや少人数で18名で、3グループに分け1グループ6名で定刻よりやや早めにスタートしました。メインガイドは1グループ河合会員、2グループ戸田会員、3グループは深谷(邦)会員が担当しましたが、コース間では随行のガイドが個々の参加者に補足説明や余談をしながら「マンツーマン」の様相でした。コース間でいかに興味ある話しをしながら、やり取りができることは参加者の満足度を高める重要な要素です。

 「緒川に長く住んで初めて参加しました。」「初めて聞くことが多かった。面白かった」「運動になるし、知り合いもできる」など好意的な意見が多かったのも、「ゆっくり歩き、しっかりガイド」ができたことと自賛しております。

㊧☟:緒川コミセンから「江月楼」推定地  ㊨☟:緒川入江跡の説明をする戸田グルー

   に向かう河合グループ                     

㊧☝:旧役場跡(現知多信用金庫駐車場)    ㊨☝:札木の辻跡で旧日高邸を交えて解説

   で海岸線や役所の場所変遷を説明      する

㊧☟:善導寺に続く路地通を歩くグループ  ㊨☟:越境寺中庭の切支丹灯篭に興味を示

                        参加者 

㊧☝:入海神社の一の鳥居に   ㊨☝:緒川コミセン内郷蔵の歴史価値を説明する深谷

   向かう河合グループ       グループ

【今回のコース】 

 緒川コミセン→緒川入江跡→旧役場跡→札木(ふだぎ)の辻跡→十王堂を望む→越境寺 

 →旧八幡社門前→東光寺→入海神社→社宮司(おしゃぐち)→郷蔵(ごうぐら)

第6回ふるさと再発見の開催案内(既報)

 緒川藩は1606年に尾張藩の管理となり廃藩となりました。しかし、その後も初代尾張藩主徳川義直から十二代藩主徳川斉荘までの各藩主が緒川を訪れました。とりわけ、有名な七代藩主宗春は4回、九代藩主徳川宗睦に至っては本陣に7泊した記録があります。この間「(源左の)船入江」で網打ち、本陣近くに設けられた涼み所「江月楼」で酒宴、刈谷城や市原神社の大花火を見学をしたといわれています。

 これら「入江」の現状、「江月楼」は特定されておらずガイドが各文献や現地の状況からその場所を推定し解説します。そのほか、コミセン内の「郷蔵」、旧東浦町役場跡、清水次郎長一家「緒川勝五郎」旧宅跡(推定)、水野家、緒川藩を支えた神社仏閣を巡ります。

 於大の方が生まれ、その後130年間にわたり城下町であった緒川の歴史風情に触れてみてください。

 

開催日  令和元年12月7日(土) 9時30分~11時30分

集合場所 緒川コミュニティセンター 正面玄関

      東浦町緒川屋敷弐区58-1

集合時間 9時20分(集まり次第、順次出発します)